小児歯科

歯医者が苦手なお子さんもご安心ください

治療を怖がってお口を開けられないお子さんの場合は、年齢によっては親御さんと一緒にチェアに座っていただき、まずは歯ブラシで少し歯に触れるところから始めます。
特に他の医院で無理やり治療を受けた経験のあるお子さんは、自分で座ってお口を開けられるようになるまで時間がかかりますので、不安感を取り除くまでは決して急いで治療に入らずに、日数をかけて慣れていっていただくようにしています。
どうしても最初に泣いてしまうお子さんの治療の際には、予約の時間を長めにお取りして、他の方の目を気にせず落ち着いて治療に入れる環境を作っています。
少しずつ信頼関係を築き、歯科医院は怖くない場所だと認識していただければ、最終的にはどのお子さんもリラックスして治療を受けてくれるようになります。中には治療中に口を開けながら眠ってしまうお子さんもいるほどです。

お子さんの歯を虫歯から守るために大切なこと

お子さんの歯を虫歯にさせないためには、砂糖の摂取を減らすことが最も効果的です。
砂糖を含んだものを食べると口の中が酸性になり、歯が脱灰して溶け出すことで虫歯の原因になります。
もちろん甘いものが大好きなお子さんは多いですが、例えばおやつの時間も毎回甘いお菓子ばかりを食べるのではなく、時には野菜や果物を取り入れるなど、生活習慣を見直すことで虫歯になりにくい口内環境を作ることが可能です。

お子さんの食事中の姿勢に注意

テーブルで食事をとっているご家庭では、お子さんが大人用の椅子を使っていて、足が床に届かずにブラブラしていたりはしませんか?
そのような状態だとしっかりと噛むことができず、歯並びに悪い影響を与えます。きちっとした姿勢で地に足をつけて食事をすることにより、噛む力にも歯並びにも良い効果が見込めます。
これはお子さんだけではなく大人の方でも同じことが言えます。

お子さんの歯並びのために日常生活でできること

現代の子供たちの歯並びや噛み合わせが悪くなっている要因の一つとして、舌と唇の運動機能が低下していることが挙げられます。機能向上を計るためには、「口笛の練習をする」「大きな声を出す」などで舌や口唇の筋機能をトレーニングすることや、歯並びと関係の深い顔全体の筋肉を鍛えるために「両目でウインクをする」練習を行うことが特に効果的です。
前髪が目にかかっていると、どうしても目線が下がって目の周りの筋肉をちゃんと使えなくなるので、前髪は短く切っておくことを心がけましょう。そして、歯に良い影響を与える姿勢を取るためにおすすめなのが雑巾がけです。今の赤ちゃんはハイハイをする期間が短いため、背骨をS字に曲げられなくなっていると言われています。四つんばいの姿勢で雑巾がけをすることで、歯並びの改善に繋がります。

お子さんの虫歯を放置するリスク

「乳歯はいずれ生え変わるし、虫歯になっても大丈夫」と楽観的に考える人もいるかもしれません。しかし、乳歯の虫歯を治療せずに放置したままにしておくと、お口の中に虫歯菌が常在する形になってしまいます。
その状態で他の部分に健康な永久歯が生えてくれば、もちろん影響を受けることは避けられません。一生使うことになる大切な永久歯を守るためには、虫歯のできやすい状態を脱して、口内環境を良い状態で保たなくてはならないのです。
また、虫歯が原因で永久歯への生え替わりがスムーズにできずに、歯並びに問題が生じるケースもあります。そうなる前に、できてしまった虫歯はしっかりと歯科医院で治療することをおすすめします。

かかりつけの歯科医院を持つことのメリット

かかりつけの歯医者さんを持つことで、お口の中に何か変化があった時に、早期に発見して的確な対処ができます。また、早い段階から歯並びの状態や顎の成長を把握できることも大きなメリットです。
本格的な矯正治療には大きな費用がかかることは広く知られている通りです。永久歯への生え替わりが進む中で、歯並びの異常が認められた時点ですぐに予防的な矯正を始めていれば、費用や治療期間の面でも負担の少ない形で高い成果を上げることが期待できます。
また予防矯正を行うことにより、姿勢や呼吸が改善され、結果的に他の病気になりにくい体を作ることができるという点も見逃せません。

初めて歯医者さんにかかるタイミング

お子さんを「初めての歯医者さん」に連れていく時期でお悩みの親御さんが多くいらっしゃいます。
当院では、乳歯が生えそろう3歳頃を目安に一度来院して歯のチェックをすることをおすすめしています。自治体でも1歳半や3歳で歯科検診を実施しているところが多くあります。幼稚園・保育園に入園する頃の3歳前後になると、20本の乳歯がほぼ揃い、日常生活の中で歯磨きやおやつの習慣もついてきます。
虫歯や気になるところがなかったとしても、歯医者さんに慣れる意味でも一度お気軽にお越しいただければと思います。

年代別、歯に関するアドバイス

0歳~3歳

ミルクで育つ赤ちゃんの場合は、哺乳瓶のゴム乳首の種類に注意しましょう。軽く吸うだけでミルクを飲めるものでは、舌や顎を使わないために口周りの筋肉の発達が妨げられ、歯並びにも悪い影響を与える恐れがあります。
なるべく穴が小さくミルクの出にくい乳首を使い、口に入れて唇で噛むという動きをさせることで、母乳を吸うときと同じような筋活動を促すことができます。そのような作りになっている乳首の例としては、ドイツの哺乳瓶ブランド「NUK(ヌーク)」の製品が挙げられます。
離乳食が始まってからは、親御さんがスプーンを口の奥まで入れないように気をつけて、お子さんが唇で食べ物を取り込む訓練ができるようにしてあげることが大切です。

3歳~6歳

小学校に上がる前になると生え替わりが始まり、乳歯列の一番後ろに6歳臼歯と呼ばれる奥歯が生えてきます。
永久歯は乳歯より大きく数も多いため、生えてくる準備としてこの時期に乳歯の間に隙間が開いてくるのが普通であり、逆に乳歯の頃にぴっちりと隙間なく歯が並んでいるお子さんは、永久歯になった時に歯列不正を起こす可能性があります。
早めに歯科医院で歯並びをチェックしてもらい、状態によっては予防矯正を取り入れていくこともご検討ください。また、顎の成長のためにこの時期にはなるべく固いものを噛むことを心がけましょう。おやつには柔らかくて甘いお菓子よりスルメなどがおすすめです。

6歳~12歳

小学校では毎年学校歯科検診が行われていますが、集団検診は暗いライトの下で短時間で行われるため、正確な診断ができない場合があります。
虫歯なしという結果だったとしても、できれば歯科医院で定期的な確認をしていただいた方が安心です。なお最近の学校検診では、歯石が溜まっている子や、歯肉炎の症状が見られる子が増えています。
その場合も、やはり歯科医院できちっとした指導やクリーニングを受けていただくことで、お口の中の環境が整うだけでなく、お子さん自身が自分の歯を大切にしようという意識を持つことにも繋がります。

後藤歯科医院 TEL:0568-81-2429 後藤歯科医院 TEL:0568-81-2429